後見人制度PRで創作劇 本別
【本別】市民後見人養成研修の修了者で組織する町内の任意団体「町市民後見人一期会えがおの輪」(藤井勝敏会長、19人)が、同制度をPRする手作りの創作劇を12月6日、町中央公民館で上演する。会員は「町民らが分かりやすい劇にしよう」と本番に向けて練習に取り組んでいる。
同公民館で同日開かれる、第12回障がい者週間記念事業の中で上演される。創作劇は脚本・演出、役者ら全て会員による手作り。クリーニング業者が高齢男性に70万円の高価なふとんを購入させ、詐欺に気付いた男性の後見人が後日、その契約を解除するという内容。タイトルは「後見だよ!全員集合!」。
練習は10月上旬から、同公民館で始まった。9回目となった今月19日は、午後6時半すぎから仕事帰りの会員11人が次々と集まり練習がスタート。せりふ回しや舞台照明、音響など本番を想定した進行を細かく確認した。
脚本・演出を手掛ける井出直子さん(49)は「難解な専門用語が多い後見人制度を分かりやすく伝えるために劇がいいと思った。それぞれが仕事を持っており、練習の時間を合わせるのが大変だが、なじみがあるドリフターズ風のコントで、悪徳商法の対処法を面白く伝えたい」と話す。
藤井会長は「独居高齢者は町内にも多い。安心して住める町にするために、少しでも役に立てば」と来場を呼び掛けている。
上演は午前11時20分から同11時50分まで。観覧無料。(鈴木裕之)