とかち小麦キャンプ始まる パン即売会も
【芽室】十勝産小麦の普及拡大、小麦を使った製パン・製菓技術の向上を図る「十勝小麦キャンプ」(実行委員会主催)が15日、開幕した。全国のパン・菓子職人が十勝に集い、黄金色の畑で原料となる小麦について知識を深めた。17日の最終日には、参加する有名ベーカリー店によるパンの即売会も開かれる。
十勝ベーカリーキャンプの名称で開いていたが、今年から名前を変え、菓子も含めてイベントの幅を広げた。今年で6年目。
初日の小麦畑体感ツアーは約70人が参加し、小麦の育種を行う農研機構北海道農業研究センター(芽室町)、生産農家の畑、製粉事業を行うアグリシステム(同)と山本忠信商店(音更町)を訪れた。芽室町の竹内農場では、同農場の竹内敬太さんと前田茂雄副実行委員長(本別町の農家)が、「これから始まる収穫では24時間体制で刈り取る。麦わらは畜産農家で堆肥となり、循環している」などと説明した。
16日はホテル日航ノースランド帯広で製パン・製菓の講習会を開く。午後7時から北海道洞爺湖サミットで料理を提供した料理店モリエール(札幌市)の中道博氏の講演会もあり、一般の人も参加できる。入場無料。
最終日の17日は、帯広市内のビート資料館(市稲田町南8線西14)で午後2時半から、参加した有名ベーカリー店が作ったパンの即売会が開かれる。
問い合わせは満寿屋商店(0155・66・4631)へ(眞尾敦)
◆十勝小麦キャンプについて
・十勝小麦キャンプ2014-公式ホームページ
・十勝小麦キャンプ-公式facebook
・ベーカリーキャンプ、今年は「小麦キャンプ」に名称変更-十勝毎日新聞電子版(2014/06/21)
・ベーカリーキャンプ開幕 40人参加、小麦畑で理解深める-十勝毎日新聞電子版(2013/07/08)
・高い製パン技術学ぶ ベーカリーキャンプ講習会 -十勝毎日新聞電子版(2013/07/09)
・即売会好評 ベーカリーキャンプのパン -十勝毎日新聞電子版(2013/07/12)