清水でニンニクの収穫本格化 特産化目指す
【清水】JA十勝清水町(間木野篤雄組合長)が特産化を目指し、生産に取り組むニンニクが収穫期を迎えている。ニンニクの香り漂う畑で、次々と掘り出されている。
町内の今年のニンニクの作付けは前年の8ヘクタールから大幅に増え、20戸で16ヘクタール。同JAは独自の肥料「しみず有機」を使った新たな農産物ブランド「とれたんと」を今年から展開しており、ニンニクもその1つ。
同JAにんにく部会長を務める宮川司さん(33)=熊牛=の畑では、家族4人で22日に収穫を始めた。専用の収穫機2台に、宮川さんと妻の美穂さん(30)が乗り込んで作業。機械で引き抜かれた白いニンニクは自動で葉を切られ、箱に詰められていく。
4、5月の好天もあり、収穫は平年より10日ほど早いという。宮川さんは「水不足でやや小ぶりだが、品質はいい。皆さんに食べてもらえれば」と話す。
宮川さんの畑では27日まで、町全体では7月上旬まで収穫が続く。収穫したニンニクはビニールハウス内で1カ月ほど乾燥し、7月下旬から道内を中心に出荷される。(眞尾敦)
◆有機生産ブランド「とれたんと」について
・とれたんと-公式ホームページ
・しみず有機-JA十勝清水町ホームページ
・JA十勝清水町、有機生産の野菜をブランド販売-十勝毎日新聞電子版(2014/03/15)
・「とれたんと」第1弾アスパラ出荷 JA十勝清水町-十勝毎日新聞電子版(2014/05/26)