帯広駅前に光のトンネル 4万個の電球が冬の街をきらびやかに
冬の街を光で彩る「おびひろイルミネーションプロジェクト」の点灯式が29日、JR帯広駅北口で開かれた。シンボルツリー「ハルニレの木」と7本の街路樹が、約4万5000個の発光ダイオード(LED)電球で飾られ、周辺は華やかな雰囲気に包まれた。
実行委員会が主催し、今年で24回目。十勝電気工事業協同組合(帯広市)が中心となり、北海道電力ネットワークが高所作業車4台を提供するなど、各社が協力して飾り付けた。林佑太実行委員長(ふく井ホテル社長)は「皆さんの支えで、今年もイルミネーションが実現した。これからも少しずつプロジェクトを成長させていきたい」とあいさつした。
点灯式に先立ち、駅東口コンコースでは子どもたちによるダンスパフォーマンスが披露され、会場を盛り上げた。午後5時、帯広市の米沢則寿市長ら関係者とサンタクロース姿の子どもたちがカウントダウンとともに点灯スイッチを入れ、駅北口をライトアップ。西2条通など市街地の一部でもイルミネーションが始まり、冬の夜を彩った。
点灯式に参加した帯広森の里小3年の森岡希心さん(9)は「タイミングを合わせてボタンを押せて楽しかった」と話した。帯広広陽小3年の永岑真心さん(9)は「毎年来ていて、光がきれい。クリスマス前にサンタ姿になれてうれしい」と笑顔を見せた。
会場には、十勝の高校生団体「CAN-PASS」企画のイルミネーションが今年も登場した。青色のLEDで装飾した約4メートルのトンネルで、例年フォトスポットとして人気を集めている。
駅北口の点灯は午後4時~午前0時。期間は来年2月23日まで。(月森七海)
帯広駅北口でイルミネーション点灯















