イチオシ名店「とんかつのみた村(西18南3)」 まちマイ西陵編
油もパン粉も妥協なし
三田村猛さん(80)、セツ子さん(76)夫婦=写真=が切り盛りする。1977年に市内中心部で開店し営業を続けていたが、96年に閑静な住宅街にある現在地に移転した。7種類ある定食メニューのうち1番人気は食べ応えのある「とんかつ定食」(1150円)。
豚肉は主に十勝産。トーストした食パンを機械で粗めに砕き、パン粉を仕込む。厳選した揚げ油は小まめに取り替え、小さな鍋で丁寧に揚げていく。サクサクの衣とジューシーな肉の食感が舌も胃袋も満たす。作り置きはせず、常に出来たてを提供するなど、細部に至るまで妥協を許さない。
「修業時代も独立後も周囲の人に恵まれた。心から感謝している。恩返しの意味も込めて可能な限り店に立ちたい」と三田村さん。営業時間は午前11時半~午後3時。(電話)0155・34・0275(石川友史)
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