農業復旧対応中央に要請へ JAグループ北海道
【札幌】8月の台風で十勝など道内各地で甚大な農業被害が出ていることを受け、JAグループ北海道など関係団体は12日、第1回北海道農業団体気象等対策本部委員会を開き、21日にJA道中央会の飛田稔章会長らが中央要請することを決めた。
要請では、激甚災害の指定を強く求めるとともに、復旧に必要な人手、機械への助成、家畜や農作物防除に必要な給水対応、トラックによる農作物の輸送手段確保などの復旧対応を求める。被害の大きかったナガイモやニンジン、デントコーンなど農業共済対象外の作物にも減収補填(ほてん)対策を検討するよう働き掛ける。与党や農水省の幹部を回り、要望書を手渡す。(道下恵次)