JAL機内食に豚丼 北海道テーマ、中国線などで
【東京】人気の北海道グルメを機内で-。日本航空(JAL)は6月1日、中国、香港、台湾の各航空路線のエコノミークラスの機内食を「北海道」をテーマにしたメニューに一新する。帯広の豚丼など道内のご当地グルメ9種類を半月ごとに順次提供し、9月からは六花亭製菓(本社帯広)などの北海道銘菓も振る舞う。
同社は2015年12月に道と包括連携協定を締結し、空港ラウンジでの道産品の提供や観光情報発信を担っている。北海道はインバウンド(外国人観光客)にも人気が高い観光地であることから、機内食にも採用する。過去に機内食で全国各地の郷土料理を取り上げたことはあるが、特定の地域を特集するのは初めてという。
認知度やブランド力をもとに社内選考し、豚丼や海鮮塩焼きそば(北見)、エスカロップ(根室)などを機内食用にアレンジした。メニューは15日ごとに変更する。豚丼の登場日程は未定。6月から、1日約20便の成田、羽田、関西発の中国、香港、台湾の各路線で提供し、9月からは中部発の中国、台湾両路線にも拡大する。
9月からは六花亭のマルセイバターサンドやホワイトチョコレートなど、特にアジア圏の観光客に人気の北海道銘菓も添える。同社広報部は「食の宝庫・北海道の魅力を伝え、北海道を訪れたいと思うきっかけになれば」としている。
(原山知寿子)