ひき逃げ現場の横断歩道に押ボタン式信号機設置 音更
【音更】音更町ひびき野東町1の道道長流枝内木野停車場線で、中学生が重傷を負ったひき逃げ事件を受け、発生現場に押しボタン式の信号機が設置された。地域や帯広署などの協議に基づくもので、6日から利用を開始した。地域住民の安全安心に寄与している。(内形勝也)
ひき逃げ事件は昨年5月16日に発生。信号機のない横断歩道を渡っていた男子中学生が、軽トラックにはねられ、脚の骨を折るなどの重傷を負った。
軽トラックを運転していた男はその場から走り去り、道交法違反など四つの罪で釧路地裁帯広支部から懲役1年10月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。
「ほっとしている」
周辺の15町内会でつくる宝来地区町内会連合会(約1400世帯)は事故を受けて、町や帯広署などと協議。信号機の設置を要望し、実現にこぎつけた。
竹内昌宏会長(70)は「信号機が設置されてほっとしている。(この道路は)車の通行が多いので、地域全体で気を緩めず交通安全に努めたい」と話している。
現場は、十勝川温泉方面と国道241号方面を結ぶ片側1車線の直線道路。音更緑南中の通学路にもなっている。横断歩道は、宝来トンネルを国道側に抜けた先にある。
トンネルの十勝川温泉側には、信号機があることを知らせる警戒標識や減速などを促す看板も設置した。
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