管内全市町村にバスケコート整備を発表 そらとレバンガ北海道が記者会見
地方創生ベンチャー・そら(帯広市、米田健史社長)とプロバスケットボールBリーグ1部のレバンガ北海道は9日、市内の藤丸パークで記者会見し、地域共創に向けた連携協定を締結した。1年以内に十勝管内全市町村に屋外バスケットコート(ハーフコート)を整備する考えを明らかにした。
屋外ハーフサイズ
市町村ごとの整備場所などは騒音問題への対処なども考慮し、今後、各自治体と相談する。レバンガは6月に大和ハウスプレミストドーム(旧札幌ドーム)の屋外にハーフコートを整備しており、管内で整備するコートのモデルとする。子どもから大人まで幅広い利用を想定し、予約不要で利用無料。冬期間は使用できない。事業費は未定で、企業協賛を含めて費用を捻出する予定。
協定にはコートの整備の他、地域経済の活性化やイベント開催を通じて地元企業を盛り上げる「地元企業・団体との連携強化」、プロの指導や交流を通じ、子どもの夢や挑戦を応援する「次世代育成・教育的価値の提供」も盛り込んだ。レバンガの選手による子どもたちへの指導教室の開催などを検討していく。
記者会見にはそらの米田社長、レバンガ北海道の小川嶺会長、折茂武彦社長が出席。米田社長は「スポーツを通じた地域活性化に取り組んでいる。レバンガが十勝に関わってくれるありがたさを胸に、明るい未来を築きたい」、折茂社長は「バスケをやろうとすると体育館を予約して料金がかかってという形で、子どもたちがちょっと遊べるという環境にはない。気軽にバスケを楽しめるようにしたい」と話した。
タイミー社長でもある小川会長は「食料を育てる農業の価値は上がっていく。十勝・帯広エリアは今後活性化していく」とも語った。(津田恭平)
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