パン屋のない中札内で焼きたてパンを提供 帯広のベーカリーシュマン
【中札内】帯広市美栄町のパン店ベーカリーシュマン(岡田昌樹代表)が、中札内村の道の駅のカントリーショップ「てんとうむし」(澤田弘美店長)で、パンの販売を始めた。「パン屋がない中札内で焼きたてのパンを届けたい」と話している。
岡田代表(47)は一昨年12月、パンの原材料を生産する農家と消費者の架け橋になることを目指し「畑の真ん中」で開業。地場の小麦の風味を生かしたパンづくりに取り組んでいる。
中札内村の常連客から村内にパン店がないことを聞きつけ、開店1周年を迎えた次の挑戦として、同村での販売を企画した。
販売場所は、利便性の高い道の駅なかさつないを選択。澤田店長(70)は「ソフトクリームやコーヒー、牛乳などに合わせやすいパンは大歓迎」と相乗効果を期待する。
本店の定番メニューを中心に食パン、ハード系、菓子パンなど日に約8種類40個(180~390円)を用意する。3月末に販売をスタートし、徐々に固定客も増えてきた。岡田代表は「枝豆を使ったずんだあんなど、村の特色を生かしたパンも開発したい」と意気込んでいる。
パンの販売は毎週水・木・金曜の午前11時半から。売り切れ次第終了する。(吉原慧)
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