“春の快音”先延ばし 管内ゴルフ場積雪でオープン延期に
今月中旬のまとまった降雪の影響で、十勝管内のゴルフ場は今シーズンのオープン延期を余儀なくされている。コース上の積雪が解けきらなかったためで、シーズン入りを心待ちにしていたゴルファーは理解を示しつつも落胆している。ただ、22日は午前から雨模様となり、雪解けしやすい状況となっていて早期オープンに向け期待が高まる。(織戸駿哉、山田夏航)
帯広国際カントリークラブ(CC、幕別町千住427)は昨年並みの22日オープンを目指していたが、16~17日の降雪で約30センチの積雪となり、解けきらなかったため延期を決めた。柴田和則支配人(67)は「除雪作業もしたが、積雪量を見て無理と判断した」と残念がる。
土日の22、23の両日に約40組の予約が入っていた。従業員がオープンに間に合わせようと融雪剤の散布など除雪作業に奮闘したが、積雪からここ数日、気温が低く、コース上の木陰には雪が残ったという。
融雪剤まいた後「しょうがない」
同CCを利用するゴルファーは口をそろえて「しょうがないよね」と事情を理解してくれたといい、柴田支配人は「待ち望んでいる方のために、一刻も早くオープンしたい」と力を込める。現状では29日のオープンを予定するが、コースのコンディション次第では早まることもある。
同じく22日にオープンを予定していた帯広白樺CC(音更町長流枝17ノ15)でも延期に。そのほかの管内ゴルフ場は、現時点で29日から4月にかけてオープンを予定している。
気象庁によると、22日午前11時現在の管内は場所によって雨が降っており、雪解けも進みそうだ。
関係者は少しでも早いゴルフシーズンの開幕を願っている。