障がい者の作品50点、電信通り商店街の全店で展示 第3弾フォトストリート企画
帯広電信通り商店街振興組合(長谷渉理事長)は2月17日まで、障害者就労支援事業所が作成した作品を商店街内に展示するイベント「フォトストリート電信&電信通りのお店がギャラリー」を行う。同商店街が今年度取り組んでいるフォトストリート事業の一環。街の回遊性を高めるのと同時に、商店街のコンセプト「お年寄り・障がいのある人と協働・共生する商店街」の実現を目指す。
フォトストリート事業は中小企業庁の2022年度「面的地域価値の向上・消費創出事業」の採択を受けて行っている事業で、昨年7月には街区内に帯広の開拓期から昭和にかけての写真パネルを21カ所に掲示した。回遊につなげるため、パネル展示を活用したイベントを計3回企画。
今回は最終となる第3弾で、同商店街内の就労継続支援施設「AMUAi(アムアイ)」(清野竜仁代表)通所者の作品を全17店で展示する。作品は絵画や革製品、木工品、小物など約50点。清野代表は「作品を通して、福祉と電信通の活動への理解度を深めてもらいたい」と話している。
同商店街は今後もパネルを活用したイベントを独自で企画していきたい考えで、長谷理事長(76)は「パネルも1年ごとに数枚ずつ増やしていき、引き続き商店街に来てもらう機会をつくっていきたい」と話した。(児玉未知佳)