広小路がARお化け屋敷に ザンビ、平原まつりで今年も挑戦
おびひろ平原まつりでは、地元の企業や団体がそれぞれ催しを企画し、会場を盛り上げる。デジタルコンテンツの制作会社STUDIOザンビ(帯広、平井崇大代表)は15日、広小路4区で、「ザンビランド~AR(拡張現実)お化け屋敷や体験アトラクション」を開催。「帯広の夏にピリっとした刺激をプラスしたい」と意気込んでいる。(児玉未知佳)
ARお化け屋敷は、スマホを通して建物や幽霊が現実世界に現れる恐怖を体感することができる、新感覚のアトラクション。実際に建物がなくてもお化け屋敷の空間にいるかのような臨場感が味わえる。テーマは「血みどろの家」。家族全員が不可解な死を遂げたという怨念の事故物件を巡る、同社オリジナルストーリーとなっている。
同社は、ホームページ制作やウェブシステムの開発、3DCGの制作を手掛ける。昨年おびひろ平原まつりに初参加し、ARを活用したお化け屋敷を初企画。多くの来場者が訪れ盛況だったが、機械やプログラムに改善点も多く、今回は内容を磨き上げて挑む。
さらに今年は、広小路からカナディアン・カヌーに乗って宇宙に飛び立つVR(仮想現実)体験アトラクション「VRカヌー」も企画。平井代表は「十勝にこんな会社があるということを子どもたちに知ってもらい、楽しませると同時にしっかり『ビビらせたい』。暑い夏にスリルと爽快感を提供したい」と話している。
ARお化け屋敷は対象が小学生以上で、1回約2分、料金は100円。VRカヌーは13歳以上で、1回約1分半、100円。