暑さが後押し イベント増加で氷需要高まる
イベント開催の増加で、帯広地方卸売市場(帯広市)が冷却用として販売する氷「ターボ氷」が飛ぶように売れている。前年同月比200%を超える状況で、「天気に左右されやすいが、この暑さもあって予定よりも売れている」という。
同社では例年4~6月に夏に販売する氷を製造しているが、昨今は保管スペースの都合で、販売量を見通しながら製造と販売をしている。ただ、ここ数日の暑さで、整氷作業は中断。猛暑の中で製氷機を稼働させると消費電力が増え、さらに機械にも負担がかかるため。気温が少し落ち着く来週には製氷を再開させる予定だ。
氷需要の高まりについて、冷蔵庫部冷蔵課の熊谷俊課長は「今年はイベント開催が増えたことで需要が高まり、個人でも魚釣りやキャンプなどでの購入も多く、多い日には3000袋ほど売れている」と話している。
氷は1袋約18キロ入りで1000円。(完戸雅美)
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