国内初ELLEブランドのスパに 第一ホテル「ラフィーネ」が来春リニューアル
十勝川温泉第一ホテル(音更、杉本浩章社長)は、直営のアロマセラピー(芳香療法)サロン・ラフィーネを改修し、世界的女性ファッション誌「ELLE(エル)」を冠したスパ「エル サロン・ドゥ・ソアン」として来春リニューアルオープンを予定している。エルブランドのスパは国内では初となる。
「ELLE」は世界40カ国以上で発行されている女性誌。エルブランドを管理するラガルデール社は、世界でサロンやカフェなども展開しており、ライフスタイルに関わるモノとサービスを提供する。
第一ホテルとラガルデール社をつないだインターブレイン(東京)の日下部知世子社長は、アロマセラピーの第一人者。2001年に開設したラフィーネを監修し、管内で美容講座なども行ってきた。「東京からの距離感が程よく、自然の魅力ある十勝で本物のアロマセラピーをやりたい」との思いから、アロマの本場フランス発のエルを誘致した。
ラガルデール社は“グローカル”を事業テーマの一つとする。ラガルデールアクティブエンタープライズジャパン(東京、LAEJ)の大石千春ゼネラルマネジャーは、十勝で国内初となるエルブランドスパの開設について「地域の魅力を、エルを通して世界に発信していきたい」と話している。
日下部社長は有機野菜の重要性や活用法を発信するベジテラピー協会(東京)の会長も務める。スパの開設とともに「食育」も広めたいと考えており、「内と外から美と健康にアプローチし、十勝の美意識に貢献したい」と語る。(児玉未知佳)