「豆まつり」開催前にすでに行列 小豆など3トン卸値で販売
日本一の豆類生産地・十勝をPRする「第39回豆まつり」が5日、帯広市内のとかちプラザで開かれた。会場開催は4年ぶりで、十勝産豆の即売会などに多くの人が訪れた。
雑穀会社などで構成する実行委員会(舩戸良容委員長)主催。とら豆や白花豆、金時、小豆など9種を約3トン用意し、卸価格で販売した。午前9時の開始直前にはすでに行列ができ、1人で何種もまとめ買いする光景が目立った。
帯広市の榎波昭蔵さん(81)は午前8時すぎから会場に待機し、小豆を購入した。「地場産で安い。早速小豆料理を手作りしたい」と笑顔だった。会場では豆料理のレシピ冊子も無料で配布された。
コロナ禍で中止となった間は、豆の無料プレゼント企画などを実施、一昨年はネットも含め約1万4000通、昨年ははがきだけで約5000通の応募があった。舩戸委員長は「来年度以降、コロナ前のイベント体制に戻していきたい」と話した。(佐藤いづみ)
「豆まつり」開催前にすでに行列 小豆など3トン卸値で販売