行動制限なし、笑顔の帰省 陸空とも予約好調
年末年始を古里で過ごそうと、十勝管内でも帰省ラッシュがピークを迎えている。3年ぶりにコロナ禍の行動制限がない今年は各交通機関ともに予約が好調。十勝に到着する便の多くが満席に近い状況となっている。JR帯広駅では29日、荷物を手に家族と再開する様子が見られた。
JR帯広駅には同日午前、札幌発の特急列車3本が到着。午前10時39分に帯広に到着した「とかち1号」で札幌から帰省した穴田智早さん(38)と娘の空咲(そらさ)さん(7)、冬花(とうか)ちゃん(3)の3人は、駅で待っていた智早さんの母親と再会。3人は来年1月2日まで滞在する予定で、智早さんは「友達家族と会ったり、グリーンパークで子どもたちとたこ揚げをしたい」、空咲さんは「楽しみ」と笑顔を見せた。
JR北海道によると、札幌から帯広に向かう特急列車は31日までほぼ全便が満席。空の便も羽田発帯広着の便が24日ごろから帰省客が増えている。29、30日は全ての便がほぼ満席となっている。札幌-帯広間を結ぶ都市間バスのポテトライナーでも29、30日が帰省ラッシュのピークとみており、全便がほぼ満席となっている。(菊地青葉、吉原慧)