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バター配布や振る舞い牛乳 消費促進で取り組み 豊頃

施設にバターや牛乳を寄贈した井下代表(右)。左は石塚理事長

 【豊頃】豊頃町の農事組合法人Jリード(井下英透代表)などは、生乳の出荷先である乳業メーカーからバターを買い取り、こども食堂北海道ネットワークを通じて全道に配布する取り組みを始めた。

 地元でも消費拡大を図るためにJリードは町内の山口牧場と結束して、特別養護老人ホームなどを運営する社会福祉法人豊頃愛生協会(石塚周二理事長)に協力を依頼。24日には井下代表が特別養護老人ホームとよころ荘を訪れ、よつ葉乳業のバター50個と牛乳(1リットル)30本を贈った。井下代表は「職員や入所者が牛乳を飲んで元気に過ごしてほしい。こうした動きがさらに広がれば」とし、受け取った石塚理事長は「牛乳は最高の健康食品。大変な状況なので、わたしたちも協力したい」と話していた。

 

入り口前に冷蔵ケースを置いて牛乳などを常備し、職員や来客者に振る舞っているJA豊頃町本所

また、JA豊頃町(山口良一組合長)では、約30万円の予算内でよつ葉乳業の牛乳や飲用ヨーグルトなど5種類計約4000本を購入。本所の入り口前に冷蔵ケースを6日から設置し、来年1月31日まで牛乳などを常備する。職員が自由に取って飲んだり、来客者に振る舞ったりしている。

 同JAによると、町内の酪農家戸数は43戸で、1戸当たりの年間生乳生産量は年々増加。今年度は過去最高の7万3000リットルに達する見通しで、畜産課の岡田博史畜産振興係長は「生産者が搾った生乳を廃棄することは避けたい」と話している。(小縣大輝)

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  • 入り口前に冷蔵ケースを置いて牛乳などを常備し、職員や来客者に振る舞っているJA豊頃町本所

    入り口前に冷蔵ケースを置いて牛乳などを常備し、職員や来客者に振る舞っているJA豊頃町本所

  • 施設にバターや牛乳を寄贈した井下代表(右)。左は石塚理事長

    施設にバターや牛乳を寄贈した井下代表(右)。左は石塚理事長

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