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流さん新ユニット結成 十勝ゆかりの音楽家4人参加

流さん(左から2人目)が結成した新ユニット。左は佐藤亙さん、中央から右に佐藤誠吾さん、宇井さん、嵯峨さん

22日CD発売「元気届けたい」
 音更町出身のシンガー・ソングライター流さんは、大自然や風景など十勝をテーマにした楽曲を提供する新ユニット「Tokachi Acoustic Union(とかち・アコースティック・ユニオン)」を結成した。22日にはファーストアルバム「UTAUTAU」を発売する。流さんは「豊かな自然と森の空気をいっぱいに詰め込んだ、エバーグリーンなデビューアルバムが誕生した」と意欲を燃やしている。

 同ユニットは十勝在住や十勝にゆかりのあるミュージシャン5人で7月に結成。ギターとプロデュースを手掛ける佐藤亙さん(東京)、馬頭琴の嵯峨治彦さん(札幌)、ドラムの佐藤誠吾さん(帯広)のほか、新得町のシンガーファーマー宇井ひろしさんがアコーディオンで参加している。

 ファーストアルバムは7月に、美しい木の響きに定評がある新得町の新内ホールで収録した。「TAUのテーマ」や「鈴蘭」のほか全9曲を収録。中には、流さんの祖父佐藤霜月さん(故人)が1936(昭和11)年に作曲した昭和初期の新民謡「十勝招き節」のニューバージョン「新・十勝招き節」もある。

ファーストアルバム「UTAUTAU」(左)と別冊ブックレット

 「十勝招き節」は霜月さんが自ら歌い、帯広観光協会(当時)が十勝の観光宣伝用にレコード化した。今回のニューバージョンは帯広市の津軽三味線奏者加藤恵理奈さん(加藤流三絃会代表)も歌と三味線で参加し、約85年ぶりによみがえった。

 アルバムにはほかに、帯広稲田小学校3年・菊地琉聖君(8)の児童詩誌サイロ入選作に佐藤亙さんが曲を付けた「おもち」も収録されている。

 CDジャケットは、帯広を拠点に活動するアートディレクター菊池尚美さんが担当。楽器を持ったクマやリスなどが楽しく演奏するイラストとなっている。歌詞掲載の別冊ブックレットには、十勝に縁のあるアーティストの作品を散りばめた。CDとブックレットがセットで3500円。流オフィシャルストアとライブ会場で販売する。流さんは「北海道・十勝地方に特化した歌を創作した。十勝に元気な歌を届けたい」と話している。(佐々木健通信員)

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  • 「新・十勝招き節」を収録中のメンバー

    「新・十勝招き節」を収録中のメンバー

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