秋まで伸び伸び 八千代牧場で牛の入牧
帯広市の八千代公共育成牧場(市八千代町)で25日、乳牛の一斉入牧が始まった。この日受け入れたホルスタイン種を含む約1000頭は、10月下旬まで500ヘクタールの広々とした放牧地で過ごす。
八千代牧場は農家から預託された乳牛などの育成を行う。出産前で搾乳ができない6カ月以上の雌牛を預かり、酪農家の負担を軽減する。
この日は新たに市内の20戸から約200頭を受け入れた。牧場に到着した牛は体重測定やワクチン接種を行い、以前から預かっている800頭と合わせて放牧された。
乳牛は受け入れ期間で牧草を食べ、体重を増やしていく。
市農政部農政課の尾澤琴也課長補佐は「たくさん牧草を食べて、健康で丈夫に育ってほしい」と話していた。(中島佑斗)