露地アスパラ収穫進む
露地アスパラガスの収穫作業が十勝管内で始まった。アスパラは贈答品としても人気があり、収穫後は地元を含め全道のスーパーなどに流通する。
帯広市川西グリーンアスパラガス生産組合(40戸)の牧村康弘組合長(52)=同市上帯広町=は、10日から収穫を開始。13日は家族4人で鎌を片手に、長さ26センチほどに育ったアスパラを1本ずつ丁寧に刈り取った。収穫は6月下旬まで続く。
同組合全体では17ヘクタールで収穫する予定。アスパラは気温が低いと伸びが鈍るほか、風が強いと形に曲がりが出てしまう。牧村さんは「良いものが出てくるよう、天気に期待したい。地元の人においしく食べてもらいたい」と話していた。
道によると全道の収穫量(2019年)は2737トン。十勝は175トンほど。(中島佑斗)