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エア・ドゥが就航10周年 搭乗客に記念品

搭乗客に記念品を配るエア・ドゥの社員たち。左は佐藤支店長

 エア・ドゥ(札幌)が帯広-東京(羽田)線に就航してから27日で10年を迎えた。同社の社員らが感謝の気持ちを込め、同日の搭乗客に記念品をプレゼントした。

 同社は2011年3月27日、とかち帯広空港に初就航。東日本大震災の直後で、物資の輸送が滞るなど多くの苦難を抱える中、懸命な準備作業を行い、予定通りの日に就航することができた。18年には、道内では札幌本社以外で初となる道東営業支店を帯広市内に開設し、営業や自治体との関係強化などに取り組んでいる。

 1日3往復体制で、この10年間の平均搭乗率は約65%となっている。現在は新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用が落ち込み、減便しているが、同社の草野晋社長は「コロナ禍が収束したら、国際チャーター便の復活なども含めて、十勝の皆さまとともにさらなる成長を目指していく」としている。

 27日は10周年を記念し、同社と帯広市、北海道エアポート、帯広空港ターミナルビルの職員9人が、同日運航した2便の搭乗客約250人に、帯広の銘菓やエア・ドゥのグッズなどを配布した。

 エア・ドゥ道東営業支店の佐藤禎之支店長は「地元の皆さんに支えられ、10周年の節目を迎えることができた。これからも安全を第一に、公共交通機関として運航を継続していきたい」と話した。(津田恭平)

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