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「障がい者用生活体験住宅」好評 芽室

夕食に焼きそばを作る小林さん

 【芽室】10月に町が開設した「障がい者用生活体験住宅」が、すでに3人の町内の障害者が利用するなど好評だ。「今度はもう少し長く使って、1人暮らしのイメージをより膨らませたい」との声もあり、障害者のステップアップにつながっている。

 同住宅では将来1人暮らしを希望する、働く障害者が1人での生活を体験し、1人暮らしのイメージを膨らませる。町地域おこし協力隊の丸山達也さん(町保健福祉課障がい福祉係)が担当する。家電や家具、食器などをそろえ、1日当たり300円で最長1カ月間利用できる。これまでに入居した3人は、いずれも1週間程度利用した。

 町内で働く小林好幸さん(41)は、知的と身体の障害を持ち、4泊5日で利用した。朝食や夕食、職場に持参する弁当も手作りし、快適に過ごしていた。ワイファイも整備しているため、自由な時間にはスマートフォンでゲームも楽しむ。丸山さんは朝や夜に小林さんの元を訪れ、調理の手伝いや服薬管理を行う。

 「(1人暮らしに)不安もあったが自信がついた。今度はもう少し長く利用して生活リズムを具体的に体験したい」と小林さん。丸山さんは「自信がついたのであれば体験してもらえてよかった。これからも改良点があれば随時対応する」と話した。

 問い合わせは町保健福祉課障がい福祉係(0155・62・9724)へ。(細谷敦生)

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  • 丸山さんと夕食に焼きそばを作る小林さん(右)

    丸山さんと夕食に焼きそばを作る小林さん(右)

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