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ビート 製糖作業始まる

コンベヤーで運び込まれるビート(12日午前11時、日本甜菜製糖芽室製糖所で。小山田竜士撮影)

 十勝管内でビートの製糖作業が始まった。国内最大規模の日本甜菜製糖芽室製糖所(芽室)では、12日午前7時から操業が始まり、トラックでビートが次々と運び込まれている。芽室製糖所では今年、ほぼ前年並みの100万トン強の受け入れを見込んでいる。

 芽室製糖所は原料処理能力が1日8500トン。帯広、音更、芽室、幕別、中札内、更別の6市町村(1万3981ヘクタール)から原料を受け入れている。

 病気も少なく豊作傾向だが、芽室製糖所は「9月に雨が多く、昨年並み(同製糖所で16・6%)の糖度は厳しそう。コロナ感染予防策も行い、気を引き締めて操業したい」と話していた。

 運び込まれたビートは土砂などを洗浄し、細長く裁断。温水中で糖分を抽出、糖液にした後は結晶化させ、結晶だけを回収することで純度の高い砂糖を作る。

 ビートの収穫は11月上旬まで続き、製糖作業は24時間体制で、来年4月下旬まで行われる。砂糖生産高も前年並みの16万トンほどを見込んでいる。(中島佑斗)

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  • トラックで運び込まれるビート(12日午前10時50分ごろ、日本甜菜製糖芽室製糖所で。小山田竜士撮影)

    トラックで運び込まれるビート(12日午前10時50分ごろ、日本甜菜製糖芽室製糖所で。小山田竜士撮影)

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