手作りマスクで地域貢献 更別村の主婦ら
【更別】村内のパン店「パン舎」(更別南2線98)の店頭に思いがけない商品「手作りマスク」が並んでいる。村に住む梶志織さん(29)と2人の主婦が製作している。新型コロナウイルスの影響で十勝管内でもマスク不足が続く中、村民らの需要に応えている。
手芸が得意な梶さんは「村の人たちに使ってもらえたら」と、村内の主婦2人とコットンやガーゼなどの生地でマスクを作り始めた。販売場所として多くの村民が来店する同店のオーナー、吉田美佐子さんに打診し快諾してくれた。
花柄などのプリント生地とダブルガーゼ2枚を重ねて使用。マスク用ゴムは品薄で手に入りにくいため、伸び止めに使う材料などで代用している。
価格は大人用のサイズMとLが300円、子ども用のサイズSが200円。パン舎の他、道の駅さらべつ(弘和464)でも販売している。梶さんは「洗って繰り返し使うことを考えると、2枚はあると便利かもしれない」と話している。(斉藤さゆり通信員)