第一保育所に「マモルンジャー」誕生 清水
【清水】第一保育所(恩田喜久子所長、園児100人)の子どもたちを、交通事故から守るヒーロー「こぐま戦隊マモルンジャー」が誕生した。4日、同保育所に初めて登場し、子どもたちはその勇姿に目を輝かせた。
保護者らで構成し、交通安全啓発を担う同保育所こぐまクラブ(玉澤文子リーダー、会員68人)が、「身近な戦隊もので園児たちに喜んでもらいたい」と企画。ストーリーやせりふなども自分たちで考えた交通安全啓発劇を披露した。
マモルンジャーは、信号機を思わせる青(城真衣さん)、黄(玉澤文子さん)、赤(高田光さん)の3人編成。
さっそうと登場した3人が、軽快な立ち回りで悪役ショッカーから園児たちを守るという15分間の救出劇を演じた。子どもたちはスーパーヒーローの迫真の演技に「かっこいい!」と手をたたいて喜んだ。マモルンジャーに「横断歩道を渡ろう」など三つの約束を誓い、ハイタッチでお別れした。
約2カ月前から週1回の猛練習を重ね、本番に臨んだ。サポート班で参加した保護者の佐々木千裕さん(35)は「かっこいい戦隊ヒーローに子どもたちも喜んでいた」と手応えを語り、リーダーの玉澤さん(34)は「子どもたちの輝いた瞳を感じた。自分たちも楽しくできた」と達成感を味わった。(佐々木健通信員)