振興局に宇宙相談窓口 ロケットビジネスを推進
十勝総合振興局は7日、局内に「宇宙関連産業推進室」(事務局・商工労働観光課)を設置した。宇宙関連産業への参入希望企業や、衛星利用を希望する農家などと関係機関をつなぐコーディネート役を担う。
インターステラテクノロジズ(IST)のロケットの打ち上げ成功を受けて設置した。佐藤正人地域産業担当部長が室長を務める。
板金、塗装、部品組み立てなど、ロケット打ち上げの周辺ビジネスに参入を目指す企業を、ISTや射場整備の準備会社、自治体につなぐ。人工衛星を活用した業務を検討する1次産業従事者からの相談にも応じる。
新射場や取り付け道路の整備に向けて、自治体や経済界を支援する施策も検討する構え。三井真局長は「打ち上げ自体の支援とともにロケットビジネスを十勝に根付かせたい」と話している。
8日には振興局の関係部局を集め、今後の取り組みを話し合う場を設ける。(中島佑斗)