美味たっぷり ウニ漁が開始 広尾・音調津
【広尾】町音調津で8日、ウニ漁が始まった。ダイバーが厳寒の海に潜り、エゾバフンウニを港に水揚げした。漁は春ごろまで続く。
この日は午前9時ごろから、ダイバー6人が水深5メートルほどの場所でウニを採取。ケースに詰められたウニは音調津漁港の作業所に運ばれ、漁業者10人ほどが手際よく選別した。
広尾漁協では安定的に資源を確保するため、施設内で育てた稚ウニを海に放流し、4年ほどたってから漁獲している。大きさが5センチ以下のウニは海に戻している。同漁協うに部会の笠置克美部会長(67)は「今年は例年より漁獲量が多く、実入りもいい」と話していた。(高津祐也)