山ワサビ収穫始まる 池田
【池田】JA十勝高島の特産品、生食用山ワサビ(西洋ワサビ)の収穫作業が始まった。収穫は来月上旬まで続く。
蓋派(けなしば)山わさび生産組合(斎藤源嗣代表)の4戸が20アールで栽培。5月に植え付けし、半年後に収穫期を迎えた。
26日には大森地区にある斎藤代表(58)と吉田岳大さん(42)の畑で作業が行われた。ディガー(土を掘り起こす機具)を使って地中から掘り出し、7人の農家が拾い集めた。
今季は台風に伴う長雨の影響で生育不足の心配もあったが、斎藤さんは「作柄は平年並みまで持ち直した」と話す。
山ワサビは肉の味を引き立てると好評で、JA十勝高島には問い合わせが寄せられている。吉田さんは「収穫したての辛みと苦みを多くの人に楽しんでもらいたい」とPRしている。
選果作業を終え、来月中旬以降、町内や札幌の飲食店に出荷される。農家による恒例の「蓋派直売所」(11月24、25日、町大森コミュニティセンター前駐車場)でも、300グラム・500円で販売する予定。(内形勝也)