帯広厚生病院 移転に向け診察券切り替え 3日に手続き開始
帯広厚生病院(菊池英明院長)は3日、新病院(帯広市西14南9)への移転に向け、新たな診察券への切り替えを始める。既に診察券を持っている人を対象に、新デザインのカードへの交換を行う。現病院1階の受付コーナーに専用窓口を開設し、受診に来た人らの移行手続きを進める。
厚生病院は11月1日に現病院(西6南8)から新病院へ引っ越し、同5日に外来診療を開始する。将来にわたり十勝の医療の中核を担うことになる新病院は建設工事が順調に進み、10月に建設事業者から引き渡される予定。新診察券への移行は、間近に迫った移転に向け、患者にも準備をしてもらうためのもの。
新病院では外来受け付けや検査時の本人確認などさまざまな場面で、診察券に記載されたバーコードを使用する。このため、新デザインは表面にバーコード、裏面に名前などの個人情報を記載する形にした。新病院へ移行した後も現行のカードで診察を受けることなどはできるが、各種手続きに多少の時間がかかるケースも出てくるという。
診察券の切り替え手続きを担当する医事課の二瓶なつ美さん(29)は「新病院でのスムーズな受診には新しい診察券が必要。受診や付き添いで病院に来た際には交換をお願いします」と呼び掛けている。(奥野秀康)