エゾバイツブ漁始まる 広尾
【広尾】十勝沖で今年もエゾバイツブ漁が始まった。十勝港では4日午前8時ごろから7隻が次々と帰港し、籠いっぱいのツブを水揚げした。
広尾漁協エゾバイツブ篭(かご)漁業部会(関下啓史郎部会長)は、増養殖や共同経営の取り組みが全国的に評価されている。
今年は天候に恵まれ、ここ数年より1週間ほど早い2日に初水揚げし、この日が2回目。1日に沖合に仕掛けた籠を早朝から引き上げ、十勝港へ運んだ。
関下部会長は「(貝の成長や増殖に)一昨年の台風の影響が数年は残りそう。味は間違いないので、おいしく食べて」と話した。
この日の水揚げは991キロ。1キロ当たりの平均価格は683円で、昨年よりやや低めだった。漁期は9月まで。
(眞尾敦)