音更ら~麺組合が発足 音更ら~麺PR
【音更】音更産の小麦とブロッコリーを使ったオリジナル麺「音更ら~麺」のブランド化などを目指す「音更ら~麺組合」(阿部利徳組合長、9店)が23日、設立された。町内で料飲業界の組合が設立されたのは初めて。管内市町村に料飲組合はあるが、ラーメンという特定料理に限定した組織は珍しい。
組合発足は、昨年10月にガーデンスパ十勝川温泉で開かれた「第1回音更メロディーラインまつり」(町商工会主催)がきっかけ。「音更ら~麺村」と銘打ち、町内のラーメン店9店が音更ら~麺を使ってそれぞれの味付けで提供し、どの店も行列ができる大人気となった。イベントの成功で参加店の交流が進み、機運が高まった。
23日に町商工会(プロスパ6)で総会を開き、町内の8店から経営者や代表ら8人が出席。会の名称や規約を決め、組合長に「らあめん創房藤」代表の阿部氏(49)を選んだ。
今年度の事業では、音更ら~麺のPRや共同チラシの作成、組合加盟店のスタンプラリー実施、組合員マップ作り、新たな道の駅おとふけとの連携・協力などに取り組む。経営や食品衛生などに関する研修会も検討する。
音更ら~麺は、今年秋にガーデンスパ十勝川温泉で予定している「第2回音更ら~麺村」(同組合と町商工会共催、日程未定)以降に、組合各加盟店でメニュー化する計画。阿部組合長は「音更ら~麺の認知を図り、音更を『ラーメンの町』と呼ばれるようにしたい。風通しの良い組合にし、活動を継続して次代につなげていくことが大事」と話している。
役員選出では他に、副組合長に藤本剛氏(麺処 田楽)、理事に小原修氏(つけめん 五春)、監事に佐藤伴成氏(麺や からなり 音更店)を選任した。(鈴木裕之)
その他の組合加盟店(かっこ内は組合員)は次の通り。(敬称略)
麺や ぼうず(能登孝行)ラーメンのこんの(今野祐介)力屋亭(飯高勝利)めん吉木野店(蜂屋雄二)十勝ら~めん食堂 無風(山越司)
<音更ら~麺>
音更産小麦の「ゆめちから」と「きたほなみ」をブレンドした生地に、音更特産のブロッコリーの乾燥粉末を練り込んだオリジナル麺。音更メロディーライン推進協議会の「食べる会」(安久津幸宏リーダー)が開発した。製造は保刈製麺(帯広)に委託している。