初のコインランドリー 15日オープン 広尾
【広尾】活魚販売・海産物加工販売の武水産(東武利代表)は15日、町本通6にコインランドリー店をオープンさせる。他地域から訪れ、長期間滞在する漁船や貨物船の乗組員や工事関係者の需要に応える。布団や靴を洗える洗濯機も置き、地域の宿泊施設や住民の利用も促す。
店名は「コインランドリー・takk(タック)」。町がノルウェー・オスロ市からサンタランドに認定されていることもあり、ノルウェーの言葉で「ありがとう」を意味する「takk」を店名にした。
開店のきっかけは、イカ漁などで他地域から訪れる漁師から、洗濯の場所がないという悩みを聞いたこと。東代表(52)によると、広尾の近辺にイカの漁場があっても、コインランドリーがないために釧路に入港する漁船もあったといい、開店による地元の水揚げ増加も期待する。
また、工事関係者や隣町の大樹町に航空宇宙関連の実験で訪れる人の利用も見込んでいる。広尾は雨や霧のかかる天気が多く洗濯物が乾きにくいため、地域住民の乾燥のみの利用も見込み、乾燥機を多く置いた。
頑固な臭いや汚れに対応する洗濯機1台のほか、洗濯乾燥機3台、乾燥機4台、布団などに対応する大型乾燥機1台、シューズ洗濯乾燥機1台の計10台を置く。一度に洗濯できる量は最大で22キロ。乾燥は最大25キロ。料金は洗濯機で400円~1400円で、乾燥機は100円。機器は音声で操作方法を教えてくれる機能もついている。
営業時間は午前5時~翌午前0時で無休。オープンの15日は午前10時から。イカ漁の漁船が増える7~11月は24時間営業も検討している。東代表は「乾燥機はダニにも有効で皮膚の弱い人にもおすすめ。皆さんにぜひ利用してもらいたい」としている。(伊藤亮太)
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