都内で初の物産展 チーズの実演人気 藤丸
【東京】藤丸(藤本長章社長)は12、13の両日、都内有楽町の東京交通会館前で初の十勝物産直売イベント「秋の収穫祭」を開いた。農畜産物や乳製品など厳選した約80アイテムを販売し、ラクレットチーズの実演試食に行列ができるなど人気を集めた。
首都圏への十勝産品の魅力発信をと企画した。十勝ガールズ農場(高野華瑠菜農場長)もタイアップし、高野農場長がジャガイモやTシャツなどの同農場グッズを販売した。台風で特に被害を受けた清水町、芽室町など十勝西部の商品を多くそろえ、アピールした。
十勝野フロマージュ(中札内)は、ラクレットチーズをその場で溶かし、インカのめざめにかけて振る舞った。12日は2・5キロのチーズを3個消費し、13日も午前11時半の開場と同時に、香りに誘われた買い物客が並んだ。JAめむろの新豆も人気で、数袋買い求める人もいた。
藤丸の熊谷嗣幸食品課長は「質と製法にこだわった十勝産は人気で、十勝ブランドの知名度も予想以上と感じた。今後も春のアスパラや夏のトウモロコシなど、季節に応じて売り込みたい」と話していた。
(原山知寿子)