「運動は健康のもと」 毎日PG楽しむ100歳の高橋さん
【幕別】1日に100歳を迎えた町南町の高橋辰夫さんは、現在もほぼ毎日パークゴルフをプレーしている。若いころから陸上などさまざまなスポーツに打ち込み足腰も丈夫で「年とともにもっとうまくなりたい」と、さらに腕を磨いている。
高橋さんは宮城県大谷村(現大郷町)生まれ。16歳で幕別町に移り、JA幕別町などで勤務した。看護師だったマツさん(故人)との間に2男1女に恵まれ、現在はひ孫もいる。
1日は親戚20人ほどが集まって祝賀会を開き、飯田晴義町長も訪れて記念品などを手渡し100歳を祝った。高橋さんも「この日を待っていた。うれしい」と喜んだ。
若いころは青年団の陸上短距離の選手として、全国の大会に出るなど活躍。退職後はマラソンを始め、70代でフルマラソンも完走。90歳ごろまで大会に出場し続けた。
さらにはアーチェリー、卓球などにも打ち込み「運動していないと面白くない。一番の健康のもと」というほど。町発祥のパークゴルフは30年以上前に競技が生まれた直後からプレー。誕生日の1日は家族と、翌2日も知人とプレーし、周囲が「本気でやっても勝てない」というほどだ。
ロングホールでもショットを70メートル以上飛ばし、今も走れるほど強い足腰でコースを回る。一緒にプレーした町内の男性(71)は「100歳とは信じられない。こちらが元気をもらっている」と話す。
好きな食べ物は空揚げやシュークリーム、かりんとう。耳が聞こえづらい以外は健康で、自宅にはトレーニング機器もあり、今も体を鍛える。高橋さんは「見本になれるくらいに頑張りたい」と、意気軒昂だ。(眞尾敦)