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フードバレーマラソンにJICA研修生

フードバレーマラソンでメダル獲得を狙うディクソンさんとオスワードさん(右から)

 30日に帯広市内で開かれる「2016フードバレーとかちマラソン大会」(実行委員会主催)のハーフ部門に、アフリカから“優勝候補”が参戦する。国際協力機構(JICA)の研修で来日し、帯広畜産大の大学院に通うタイブワ・ディクソンさん(28)=ウガンダ=とモレンガ・オスワードさん(35)=マラウイ。ともに初出場ながら、2人は「簡単じゃないが可能性はある。メダルを狙いたい」と気合十分だ。

 2人はともに昨年9月に来勝。母国に農業関連のノウハウを持ち帰るため、博士課程で勉学に励んでいる。頭脳明晰(めいせき)で身体能力も抜群。オスワードさんは中学、高校と野山を駆けるクロスカントリー選手、7歳若いディクソンさんは中学校時代に長距離走の学校代表になるなど活躍していた。

 「昨年も大会に出たかった」とディクソンさん。満を持して望む今回は、8月から数日置きに20キロ近くをランニング。大学から帯広川西中学校付近までを往復し、走れない日はジムで汗を流す。一緒に練習するオスワードさんも「彼は速いよ」と目を見張る。

 目標タイムはオスワードさんが1時間20分台、ディクソンさんは1時間10分台。昨年の一般男子高校生~34歳以下の部優勝タイムの1時間7分35秒を射程圏内に入れる。

 アフリカでは体感できない寒さの中でのレースが予想されるが、「暑い中で走るより疲れない」とオスワードさんは意に介さない。ディクソンさんは「十勝でマラソンを走れるのはハッピー」と当日を心待ちにしている。(松村智裕)


◆2016フードバレーとかちマラソン大会について
2016フードバレーとかちマラソン大会-公式ホームページ

関連写真

  • メダル獲得を狙う帯畜大留学生のディクソンさんとオスワードさん(右から)

    メダル獲得を狙う帯畜大留学生のディクソンさんとオスワードさん(右から)

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