国交省が災害査定官派遣 清水などで調査
国交省は8日、台風10号の被害が大きかった清水町に災害査定官を派遣し、緊急調査を行った。災害復旧に向けた方針や工法について、同行した道建設部職員に助言した。9日は芽室、新得の両町、10日は上川管内南富良野町で被害状況を視察する予定。
訪れたのは国交省水管理・国土保全局防災課の光信(みつのぶ)紀彦災害査定官と石村靖審査係長。ペケレペツ川と周辺の道路を見て回り、大きく削られた河岸や地盤を失って傾いた家、変化した地形などを確認した。
光信災害査定官は「被害のすさまじさをまざまざと感じた。河川については大雨に対応できるよう、川幅を広げて流れる水の量を増やす改良工事も一つの手」と案を示し、「少しでも早く復旧できるよう、できる限り支援したい」と話していた。(松村智裕)