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耕作間近、農業機械の出荷ピーク

春耕に合わせて管内の農家へ出荷される農業機械(6日午前10時ごろ、東洋農機芽室工場。塩原真撮影)

 春の耕作時期を迎え、管内の農業機械メーカーの出荷がピークを迎えている。製品置き場には春作業に使う機械が並び、トラックで農家の下に運び出されている。

 東洋農機(帯広市、太田耕二社長)は、ブロードキャスター(肥料散布機)、スプレイヤー(農薬散布機)といった春作業用の機械の出荷が最盛期。芽室工場(芽室町)北側の製品置き場約1万平方メートルには、農家に届けられる日を待つように春の日を浴びた機械が整然と並んでいる。

 前年の秋に注文を受けた機械を冬の間に作り、営業拠点や農家に出荷している。同工場は主に管内農家の機械を置き、この日は清水や鹿追向けにサブソイラ(心土破砕機)などを運び出した。管内は昨年、農協取扱高が3233億円に達したこともあり、同社営業企画管理部の三好智博部長は「取扱高が過去最高だったので投資意欲は比較的旺盛だと思う」と話していた。

 カルチベーター(除草機)などを製造する日農機製工(足寄町、林山都社長)でも工場はフル稼働。「春の製品の塗装や組み立てラインは最終盤」としている。
(安田義教)

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