一番ニラの収穫始まる 幕別
【幕別】JA幕別町(飛田稔章組合長)の特産品の一つニラの収穫が、町内で始まった。農家は早朝から鎌を使った手作業で、軟らかく甘みが乗ったニラを刈り取っている。
町相川の畑作・野菜農家の漆原学さん(49)は21日からハウス内で収穫を始め、23日も午前6時から30分ほどで収穫を終えた。ニラは早朝が最もみずみずしく元気な時間で、切り口からは水がしたたり落ちるほど。収穫したニラは家族で昼すぎまでかけて束ね、毎日JAに出荷している。
JA全体では8戸0・9ヘクタールで栽培。3月上旬の寒さが厳しかったため、収穫は例年より1週間ほど遅く始まり、9月まで続く。
春に種をまいて1年間ほど育て、刈った切り口から育ったニラを数回収穫できる。漆原さんは「太いニラになるよう、しっかり更新(植え替え)して頑張っている」と話す。同JA担当者によると、ハウスは加温しておらず、今年は寒さでゆっくり育った分、甘みが乗っているという。
(眞尾敦)