早川博明さん最優秀賞 女と男の一行詩
男女共同参画社会実現への思いをまとめた詩のコンクール「女(ひと)と男(ひと)の一行詩」(帯広市主催)の今年度の入賞6作品が決まった。最優秀賞には早川博明さん(42)=日本政策金融公庫帯広支店勤務=の「育メン、家事メン 夫婦の絆に 効果てきめん」が選ばれた。27日に市役所で表彰式が行われた。
男女共同参画の市民意識の向上を目的に毎年実施しており、14回目。今回は十勝管内の82人から計148作品の応募があった。
表彰式では市の草森紳治市民活動部長が、出席した4人の入賞者に表彰状を手渡し、「互いを認め合う心や思いやる気持ち、誰もが住みやすいまちになるようにとの願いが伝わってきた」と述べた。岡庭義行選考委員長(市男女共同参画推進市民会議会長)は「いたわりや優しさなどの思いが込められた作品が多くあった」と講評した。
早川さんは職場が女性活躍推進を掲げていることから、職場全体の取り組みとして初めて応募。「私自身、妻の満足できるレベルの育メン、家事メンには程遠く、自分の目標を作品にした」と話した。
(津田恭平)
その他の入賞作品と入賞者は次の通り。(敬称略)
▽優秀賞=「『ありがとう』 感謝している一言で 夫婦も家庭も笑顔でいっぱい」(江崎美千代・一般)、「単身の 暮らしを続けて得たりしは 働く女性の偉大なる知恵」(小野峰宏・同)
▽入選=「ネクタイと エプロン似合う パパが好き」(平泉尚登・一般)、「『人』の字は 支え合ってできている その心 忘れちゃいけない 男女とも」(佐藤奏望・清川中2年)、「お疲れさん その一言が 笑顔の和(輪)」(米森真弓・一般)
◆女と男の一行詩について
・第14回「女と男の一行詩」入賞作品決定-帯広市公式ホームページ