農村公園で自転車の無料貸し出しへ 更別
地域活性化に貢献しようと農村公園で無料レンタルサイクルを始める商工会青年部の山内正裕部長、太田綱基副部長、山田和範副部長、矢島俊輔副部長（右から）
【更別】連日親子連れでにぎわう村の新名所・農村公園（村更別南１線９３ノ４ほか）で、２５日から村内初となる自転車の無料貸し出しが始まる。村商工会青年部（山内正裕部長）が「公園だけではなく、ゆっくり村を見てほしい」との思いで１０台を用意した。田園風景を楽しみながら気軽にサイクリングを満喫できる。
農村公園には、昨秋に滑り台やアスレチックを組み合わせた十勝管内最大級の遊具が設置され、話題を集めている。公園を訪れた観光客に近隣商店街や飲食店、周辺観光施設にも足を運んでもらい、地域の活性化につなげていこうと、自転車の無料貸し出しを企画した。
特別事業費として約３０万円の予算を組み、大人用６台と子供用４台、ヘルメット１０個を購入。「村の特産品をいっぱい買って」との思いを込め、自転車には全て籠を付けた。青年部員が運営する各店舗「さらべつチーズ工房」や「お菓子のニシヤマ」「かっこう料理店」「山田商店」「ヤマジョウ」「パブリックハウスヤジ」「翡翠樓」や観光名所を紹介した自転車マップも製作している。
公園を管理する村から場所の提供を受け、１０月４日まで毎週土、日曜日（雨天中止）に青年部員が交代で運営に当たる。山内部長は「生まれ育った村が元気になる手伝いができれば。家族で遊びに来てほしい」と利用を呼び掛けている。
自転車を借りるには、免許証など身分を証明するものの提示が必要。時間は午前１０時～午後４時（受け付けは午後３時まで）。雨天や盆休み、青年部の行事がある場合は中止。問い合わせは村商工会事務局（０１５５・５２・２０１０）へ。（小寺泰介）
