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今年も7月に十勝川イカダ下り

ポスターを手に参加を呼び掛ける実行委の藤堂委員長と赤本秋博さん(左から)

 十勝の夏の風物詩「第43回十勝川イカダ下り」(実行委員会主催)が7月5日に開かれる。札幌の「豊平川イカダ下り」が昨年で終了し、住民有志による大規模なイカダ下りは十勝川だけとなった。実行委は川に親しむ機会を今後に残していくため、多くの参加者で盛り上がることを期待している。

 十勝川イカダ下りは川と触れ合い、自然の大切さを体感してもらうため、1973年に始まった。参加するイカダは当初10艇程度だったが、現在は道内外から60艇前後が参加する人気イベントになっている。2013年には連結イカダの長さでギネス世界記録に認定された。

 一方、十勝川に次いで40回の歴史があった豊平川のイベントは、河川や会場周辺道路の規制強化、出場チームの減少、実行委員の高齢化などによって昨年で終了。空知川で行われる北海イカダ下りは行政が事務局を担っている。

 住民有志によるイカダ下りとしては、歴史、規模ともに十勝川が随一。藤堂博実行委員長は「比較的流れが緩やかな十勝川では、イカダでたゆたいながら川の素晴らしい自然を堪能できる。今年も多くの人に気軽に参加してほしい」と話す。

 コース・日程は例年同様、午前9時に十勝川左岸のすずらん大橋下流をスタートし、音更町十勝川温泉の白鳥護岸までの約10キロ。イカダのアイデアを審査するコンテストを行う他、ゴール後にはモール温泉100%の露天風呂やジンギスカンも振る舞われる。昨年から導入した貸しイカダを今年も用意する。イカダやライフジャケットなどが全てセットになっており、1人からの参加も可能。

 参加費は1人1500円(貸しイカダは同3500円)で、ジンギスカン、コンロ一式、保険料込み。6月26日午後7時から、とかちプラザで開かれるキャプテン会議(安全講習会)への出席が必要。

 申し込み、問い合わせは実行委事務局へEメール(ikabo42th@gmail.com)か電話(0155・23・2160)で。詳細はホームページ(http://www.k3.dion.ne.jp/~aj_ikada/tokachi/)に掲載している。(丹羽恭太)

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