実は工業の町…出荷額全道1位 まちマイ芽室編
ゴボウやナガイモなど道内でも有数の「農業の町」として注目される芽室。実は道内全町村で最も工業出荷額が多い「工業の町」でもあるという事実はあまり知られていない。
食料品製造による出荷額が最も大きく、全体の約8割を占める。日本甜菜製糖や明治、日本罐詰、北海道クノール食品など大手食品メーカーの工場が並び、農業機械製造や車両の整備など農業に関連した産業が町の経済と雇用を支える。
帯広市と接する国道38号の北側には芽室東工業団地には、約230社がひしめく。団地の東側に帯広広尾道の芽室帯広インターチェンジ(IC)があり、大型トラックなどを所有する運輸会社も多い。
同団地の企業で作る親交会の三浦公夫会長(丸富士三浦建設社長)は「高速道路が延伸し、釧路へと近づけば港を利用した輸送がさらに活発になる」と期待している。(深津慶太)
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