アイスキャンドル作り始まる 陸別・しばれフェス
【陸別】第34回しばれフェスティバル(来年2月7、8日、町ウエンベツイベント広場、実行委員会主催)の会場準備が始まった。24~26日、実行委員会のメンバーが厳しい寒さの中でアイスキャンドル作りに励んだ。
アイスキャンドルはフェスティバルの期間中、会場通路や町市街地を灯す。25日夜には、町商工会青年部員や役場職員ら12人がイベント広場裏のテントに集まった。
作業が始まった午後7時半の気温は氷点下14度。メンバーは厚手の防寒着に防水手袋で“完全装備”。前日夜に水を入れて凍らせたバケツにお湯をかけて中の氷の塊を取り出し、特製の電動ドリルで中央部分を次々とくり抜き、中の水を抜いて完成。
作業が始まるとテントの中は真っ白い冷気が立ちこめた。作業は約30分で終わり、約80個のアイスキャンドルを完成させた。
この日の陸別の最低気温は今季最低の氷点下22・8度。冷え込みが厳しいとバケツの中の水が全て凍ってしまい、アイスキャンドルができない。
作業に当たった町商工会青年部の朝倉俊介さん(39)は「冷えすぎるのを心配していた。1~2度の温度の違いが出来栄えを左右する。今夜はちょうど良い感じ」と話した。作業は26日も行われ、3日間で合わせて約150個を作る。
アイスキャンドル作りはこの後、来年1月8日に再開、役場管理職らがイベント前日の2月6日まで作業を行い、約1000個を作る予定。(鈴木裕之)
◆第34回しばれフェスティバルについて
・しばれフェスティバル概要-陸別町公式ホームページ