縁起いい「黄金のシシャモ」水揚げ 十勝港
【広尾】シシャモ漁が始まったばかりの十勝港で20日、黄金のシシャモが水揚げされた。漁業者らによると、年に1度あるかないかの逸品。関係者は銀鱗ならぬ“金鱗”がきらびやかで「縁起がいい」と今後の豊漁に期待している。
黄金のシシャモは体長8~10センチで口先、えら、顎、腹、尾まで魚体の大半が金色。この日、十勝沖で操業した漁業者が網を揚げて木箱に移したところ、通常のシシャモの中に混じっているのを見つけた。
黄金の正体は、遺伝情報の欠損や突然変異で発生する現象「アルビノ」によるものとみられる。水揚げした漁業者は「うわさでは聞いていたが、実物を見たのは初めて。何かいいことがありそう」と喜んでいた。(関根弘貴)