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秋サケ初水揚げ 大樹

次々と水揚げされる秋サケ(30日午後0時半ごろ、新井拓海撮影)

 【大樹】十勝管内の漁業の主力となっている秋サケ漁が30日、大樹漁港で始まった。大樹漁協(神山久典組合長)の漁船が管内のトップを切って初水揚げした。

 秋サケ漁は管内3漁協で23カ統の定置網を仕掛ける。大樹漁協はこの日午前4時すぎから5隻が5カ統(漁場)に網を設置した。

 「大樹5号サケ定置」漁船は11人の乗組員を乗せて午前11時ごろ再出港し、正午すぎに帰港して銀色の魚体を陸に運び上げた。三宅透船頭(56)は「過去にない不漁だった昨年よりはいい。今後に期待したい」と話していた。

 十勝周辺の来遊予想は記録的な不漁だった昨年の2倍が見込まれるが、それでも台風被害のあった一昨年を下回る低水準となっており、今後の漁獲量が注目される。

 今後広尾、大津の両漁協でも順次水揚げが始まり漁は11月まで続く。

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