「金」支えた食事術 石澤志穂さん語る まちマイ西陵編
小平選手サポート
元五輪スケート代表
まちマイ西陵編のイベントとして26日午前10時半から、スピードスケートの元五輪日本代表の石澤志穂さん(31)=帯広大谷短期大学生活科学科教育助手=のトークショー「十勝の食で元気になろう~メダリストを支えたレシピ」が、帯広市内のフクハラいっきゅう店で開かれた。競技生活や運動の前後の食事、十勝の食の魅力などについて語った。
地域住民ら20人が来場。平昌五輪金メダリストの小平奈緒選手のアシスタントを約1年間務めた石澤さんは、練習や食事面でのサポートなどの舞台裏を紹介した。スポーツと食事の関係について、鶏胸肉やマグロなどは疲労しにくく、梅やごはんといったクエン酸と糖の組み合わせが疲労回復を助けるなどと解説。「食品を組み合わせると、より効率よく栄養面で効果が得られる」と話した。
ダイエットについては、ごはんを食べない糖質抜きなどより、バランス良く食べることで効率的に体脂肪が落ちると説明し、「おいしく楽しくバランス良く食事を取って」と呼び掛けた。(藤島諒司)
◆石澤さんのレシピ例
ブロッコリーと鶏胸肉の白あえ
<材料>(2人分)
・鶏胸肉 300グラム
・ブロッコリー 1株
・A(さじ加減を見て味を調える)
・絹ごし豆腐 1/3丁
・白すりごま 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
<作り方>
(1)鶏胸肉は皮を外してゆで、ゆで上がったら一口大に割く。(ショウガとネギの青い部分を一緒にゆでると軟らかくなる)
(2)ブロッコリーも一口大に切ってゆでる。(茎の堅い部分は切り落として短冊切りにする)
(3)Aの調味料を全部混ぜて、混ぜ合わせた調味料と鶏胸肉、ブロッコリーを加えて出来上がり
<いしざわ・しほ>
1986年10月23日、中札内村生まれ。中札内小、中札内中を経て駒大苫小牧高へ進学。2010年のバンクーバー五輪、14年のソチ五輪に出場。14年春に引退後はイギリスに留学、帯広大谷短期大学を卒業して栄養士の資格を取得した。平昌五輪で金メダリストの小平奈緒選手のアシスタントスタッフとして食事面などでサポートした。今春からは帯広大谷短期大の生活科学科栄養士課程の教育助手として新たなキャリアをスタートさせた。
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