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春へ「慎重運転」 啓蟄の朝 凍結路面

ツルツル路面で速度を落として走行する車(6日午前8時45分ごろ、帯広市東1南8で)

 十勝管内は6日朝、前日の雪解け水が凍結し、ツルツルになった道路で交通事故が多発した。同日は二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」だが、1日の大雪の影響が長引く中、春の訪れが感じられるのは少し先のことになりそうだ。

 管内の6日朝の気温は3月中旬から下旬並み。帯広測候所によると、最低気温は広尾で氷点下3・9度、豊頃町大津が同5・3度、大樹と足寄で同5・8度など。帯広は同6・1度だった。

 帯広署管内では午前7時から同9時の2時間で約30件の交通事故が発生。氷の上に水が張ると、さらに滑りやすい状況となり、暖かくなるこれからの時期は真冬以上に運転に注意が必要だ。

 7日の十勝地方は晴れるが朝は冷え込み、帯広の予想最低気温は氷点下13度。最高気温は同1度と3月で初めての真冬日が予想される。

 啓蟄は、春らしい暖かさで虫が地中から出てくる頃とされるが、十勝の春の訪れまでには一進一退が繰り返されそうだ。
(折原徹也、高津祐也)

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