関東から8人のファンが十勝を満喫 とかちファンミーティング
十勝が好きな首都圏在住者の視点をまちづくりに生かす「とかちファンミーティング」が10日、管内各所で開かれた。十勝での開催は初めて。特別ツアーを通して新たな魅力を発見してもらい、十勝の可能性を広げるための意見交換を行った。(完戸雅美)
フードバレーとかちの関連事業。フードバレーとかちプロモーション実行委員会(事務局・帯広市)が主催した。首都圏在住の「十勝ファン」8人が自費で来勝。起業塾「とかち・イノベーション・プログラム」を卒業した帯広、芽室、幕別の事業者を訪問した。
幕別町内の十勝平野蒸溜所では、宮澤嘉裕代表から十勝産ボタニカル(風味付けの原料)を使ったジンの製造工程について説明を受け、簡易製造機によるジンの製造を体験。参加者はポタポタと落ちるできたてのジンに目を奪われていた。
ツアー後は同町内の十勝ヒルズでグループワークと交流会を開き、十勝の可能性を内外に広めるアイデアを出し合った。参加者からは「(事業化に向けての)経過やストーリーを発信したらファンが増えるのでは」「十勝を応援するポイント制度を」「19市町村が詰まった土産を開発しては」などの意見が上がった。
交流会では特別に用意されたオリジナルカクテルで乾杯し、十勝産食材を使った軽食を食べながら、親交を深めた。
東京都から参加した岸川真由美さんは、温泉巡りで十勝に頻繁に足を運んでいるという。「体験ツアーは全てが楽しかった。クラフトジンはネットで調べて知っていたので、蒸留所に足を運ぶことができて良かった」と話していた。
関東から8人のファンが十勝を満喫 とかちファンミーティング