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札幌圏での本別産品販路拡大へ郵便局と連携 ほんべつSEED

手稲郵便局で本別産品のギフト箱をPRする玉置さん

 【本別】本別町内の農業生産法人ほんべつSEED(富川範己社長)は、札幌圏で本別産品の販路開拓に乗り出した。健康志向の人や年配女性らをターゲットに本別産品の知名度向上を図ろうと、札幌市手稲区の手稲郵便局(高杉浩一局長)と連携しユニークな取り組みを始めた。(若原奈緒通信員)

 札幌圏で有数の集客力がある同郵便局の待合スペースに1日、本別産品コーナーが開設された。販売しているのは、同法人が特産化を目指す本別産アマニオイル入りのタマネギドレッシング、JA本別町の高級あんこ「稀(まれ)」、くり豆本舗のようかん、前田農産食品のポップコーンなど。これらの商品をギフトとして組み合わせ、ゆうパックでも送れる。

 仕掛け人は、5月の株主総会で同法人の専務取締役に就任した玉置俊彦さん(65)。手稲在住で印刷業界に身を置く傍ら、多様な職種の経験で培った人脈を生かし、地方の商社と都会の郵便局のマッチングビジネスを思い付いた。札幌で知名度が高くない本別の産品を売り出そうと、郵便局幹部と交渉して実現した。

 帯広での勤務経験があり、今も十勝産品のファンという高杉局長は「売り場を継続し、顧客に浸透することが大切。それでも初日から売れているのでびっくりです」と笑顔で話す。

 玉置さんは今後、本別にとどまらず、乳製品や酒類など魅力ある十勝産品を投入し、同法人の商社事業の収益力を高めていきたい考え。「機能性やオンリーワンの商品は受け入れられやすい。本別や十勝の付加価値を訴えていきたい」と語る。今後、琴似や石狩などの大型郵便局にも展開していく方針だ。

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